ローマでは、今日でも健在でして時々行われるのですが、昨日25日〔金〕の交通ストライキ(バス、メトロ、タクシーなど)は久しぶりでした。
前日夕方に誰彼ともなく、”明日はショペロがあるそうだよ!”と言った話しが伝わって参りますと、不思議に他の2人、3人からも耳に入るのです。
ショペロとは、ストライキを意味するイタリア語のことばです。
辞書を引きますと諧謔的(かいぎゃくてき)には、”休む”という意味も含んでいるようです。
いつもお世話になっている理容師のルーカさんにその辺のことをズバリ聞いてみました。曰く、「ショペロは毎回金曜日にするのは、金・土・日と連休になるからね。」とのこと。やっぱりそういうこともあるものかなぁ?と妙に感心してしまった次第。
さて、お昼過ぎにテルミニ駅のチンクエチェント広場へ出てみれば、一部のバスは運行されている様子であった。どうしても約束があったので、タクシーでも拾わなければならなかったのでしたが、何とかどうにか、行き先方面のバスは間引き運転?を開始していたので助かりました。
サン・ピエトロ寺院から徒歩15分位の所に、ファビオ・マッシモ通りがあります。この通りは、私の散歩する定番通り(不思議と散歩する道は習慣化されてきます)のひとつなのですが、楽器店、時計店、生活雑貨店、バール、玩具屋、衣料品店、などが並んでいます。その中に、時々ひやかしで入る調理器具店 ”KASANOVA”で面白いモノを偶然に発見しました。
それは、「MASSAGGIATORE TESTA」です。「頭マッサージ器」とでも訳したらよいのでしょうか?一口で申しますと台所にある卵とぎ機(卵焼きを作る時などにグルグル回転させる手動式の調理器)の形をしたものです。写真をご覧ください。
昨年ローマにお住まいの知人宅にて拝見して、デザインにその発想にビックリしたことがありました。その奇想天外なシナモノに甚く感心したことが想い出されます。
以来ショペロの昨日、”KASANOVA”店頭にて、発見できた訳であります。
千載一遇と申すべき”ご利益”を授かった「ショペロの日」に乾杯!
※使用方法:黒色が取っ手です。頭のてっぺんから
軽く叩きます。又は、帽子を被るように頭を包み、上下させます。
写真をよくご覧戴きますと、針金の先には、
極小のボールがついています。また長さの違う針金が、
6本づつ計12本着いています。長さ;針金部分約15cm、
取っ手部分部分約8cm、幅(太いところ)約10.5cmです。
大発見 ショペロのおかげ 頭モミ 元鷹
知らなかったら料理に使うものかと思いますね。
返信削除使い心地はいかがでしょうか。デザインはなかなかクールですね。