2012年5月23日水曜日

BEETHOVEN 交響楽 第九  演奏会

ローマの市内を散歩していると思いもかけないところに音楽会、演奏会のポスター、チラシを見かけます。特に先を急がない時には出来るだけどのような内容の演奏会なのだろうか、と字書きを
眼で追うようにしてきました。昨年末には、自分の習性もあってか、ベートヴェンの第九の演奏会
は、どこかで無いものだろうか、と淡い期待を持ちながら、チラシなどに目を遣っていました。

ローマでの第九演奏会への関心は、月日を追うごとに高まっていましたが、ついに新聞「LA REPUBBLICA」の音楽会案内欄に、数字の”9”を見つけて大喜びしました。

BEETHOVEN SINFONIA n.9 ”CORALE”
とき:5月16日〔水〕21:00 場所:AUDITORIUM PARCO DELLA MUSIC
指揮:GEORGES PRE’TRE オーケストラ&合唱 ACCDEMIA NAZIONALE DI SANTA
CECILIA ソプラノ KRISTIAN KAISER メッゾソプラノ IRIS VERMILLION 
テノール NIKOLAI SCHUKOFF バス FLORIAN BOESCH
会場 SALA S.CECILIA

演奏会時間は、ほぼ77分でした。会場のサーラ・チェチリアには、ほぼ満席のお客様が駆け付けました。私の席は、「GALLERIA」7S SETTORE C1 の 4列15番席でしたが、演奏会を十分に楽しめた席《場所》と言えます。指揮者の指揮棒が良く見えましたし、何より最も関心を寄せていた合唱の面々≪イタリアNO.1の合唱を聴きたかった≫を見つめることが出来ました。

驚いたことは、いや驚くほどのことでは無いのかも知れませんが、ソリストもコーラスも楽譜をかざしての演奏振りでした。また、コーラスは第1楽章から、すでに席に掛けていいたわけですが、思い思いの椅子の掛け方で、面白いと思った次第です。(脚を組んだり、天井を見つめていたり、様々)
この辺りは、さすがイタリア流儀で愉快でした。ところが、第4楽章での合唱では、さすがプロの味を聴かせて戴けました。各パートとも20人足らずですが、その素晴らしさをきちんとお伝えすることは、浅はかな知識では叶わないことです。こればかりは、チャンスが有りましたら、ご試聴願わねばなりません。



               AUDITORIUM にて自由に手にとれる大判の5月演奏会案内小冊子
               中央下は、当日の入場券です。私は、”GALLERIA”7S-C1からの眺め
               に満足しました。因みに、29€(3000円程度)でした。

               憧れの CECILIAの 第九聴く  
               あの合唱 想い出しつつ             元鷹

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