オペラ好事家の仲間に誘われて、1日夜には夏の風物詩”カラカラ浴場跡の野外オペラ”観劇へ出向きました。
出し物(スペッタコロ)は、ローマを舞台にしたジャコモ・プッチ-ニ作曲の
傑作「TOSCA」でした。第3幕、21:00~24:00。
さて、ご存じの方も多いかと思いますが、カラカラ浴場周辺はまるで緑の公園地帯のように一切の飲食店は建っていません。〔実際には移動式のバールが店を出していました。*パニーニ、飲料水などの販売〕
そこで、三人で文殊の知恵を出し合ったところ、早めに集合して”ピクニック”をすることとなり、カラカラ浴場ならではの余興も楽しみとなりました。
開演は、21:00でしたから、19:40カラカラ集合、先ずはピクニック会場探しを見まわしました。
ほぼ入口近くでは、既に4人一組の先陣が宴を張っておりました。ウーム、成程。世界広しと云えども同じようなアイデアを持つ人がいるものだ、と一人で感心しながら、我々の宴席を広場のほど良い所に設定しました。
我々の持参したものは、Tさん手作りの△おにぎり、茄子あえもの、人参バー、M君は飲み物(ビール、お水)、私はモヤシ入りソース焼きそばと
茹でトウモロコシと、其々が思い思いの物を持ち寄った。
幸いにも爽やかな風が吹き出して、冷たいビールを飲みながら、空腹を満たすことが出来たのは、何よりだった。
さて、少々気になる先陣のイタリア人(と思われる)の2カップル4名。
ピクニック用ガーデン・チェアにどっしり腰を落とし小さなテーブルを中央に置いて、ワイングラス片手に楽しげに4人で語りあっている風景は、私の眼には何とも微笑ましく、かつ憧れのシーンと映りました。
年の恰好70歳前後です。長い年月を支えあった友人仲間でなければ、醸し出せないような雰囲気、そして一緒に過ごす時間の1秒1秒を味わうかのように設えた「ガーデン・パーティ」は、映画の1場面のようでした。
”歳月を経ることの尊さ”、”仲間との語らい”、”時を愛でる楽しみ”等々、
私には不思議な感情が、深々と湧きあがってくるのを抑えることが出来ませんでした。
さて、そろそろ我々も片付けをして入場口へ向かわなくては・・・。
TOSCAが、サンタンジェロ城から飛び込む前に!
カラカラ浴場跡の一部を腰を下した場所から
撮影しました。8/1 20:00ころ
カラカラ公園?中央やや右側に腰を掛けて
楽しげな語らいは、今夜の”TASCA”のことか?
第2幕、3幕間の休憩時間に撮影。
会場は、人、人、また人の波のようです。
カラカラは ”夏の夜の夢” オアシスよ
元鷹
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